いじめ対策ガイド

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いじめと心のケア

 どんなキッカケや原因であれ、いじめにあってしまえば、心に傷を負ってしまうというのが普通です。いじめを苦に子供が自殺してしまう痛ましい事件や、いじめられていた子供が報復に、傷害事件や場合によっては犯罪まで起こしてしまう事があります。自分や他人を殺してしまう、それだけ思いつめてしまう、そんな怖さがいじめにはあるのです。

 そのため、いじめにあってしまった子供に対しては、心のケアを優先する必要があります。もっとも簡単な心のケアは、いじめられている子供に、自分を愛している存在がいることを伝えるということです。いじめっ子という特殊な子供と上手くやれなくても、自分の価値が損なわれたりはしないのだと、教えて下さい。また、何かその子供が得意なものを褒めるというのもいいでしょう。いじめられている子どもの多くは、自分に自信を無くしています。もちろん大げさだったり、おだてようとしたりしてはいけません。その子供が褒めてほしいことを見極めて、過剰にならない褒め方で自信を付けさせて下さい。なんでもかまいませんので、新しい人間関係を作るのもいい方法です。絵が好きな子供であれば、絵画教室に通うのもいいですし、スポーツが好きな子供であれば、いじめっ子が所属していないスポーツクラブに入ってもいいでしょう。いじめっ子がいる集団とは異なる良好な人間関係は、確実にその子供の心を救います。


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